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エディブロ ネットセミナー中小塾のための「集客の極意」23-評判を作る[7]-評判は塾が意識して作り出すもの-

  • 執筆者の写真: 森智勝
    森智勝
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

この記事は塾生獲得実践会の森智勝氏のご厚意により、全国学習塾援護会のHPから転載したものです。

※このコラムは2015年5月にエディブロ導入塾に配信されたメルマガからの転載です。


 先月号で「口コミ」と「評判」は別物であり、口コミとは「何でもいいので塾のことを話題にしてもらうこと」であり、評判とは文字通り「塾に対する評価を広めてもらうこと」だとお話しました。

 そして、評判を拡げる前提として口コミが拡がっていることが必要だとも…。

 今回はいよいよ評判編です。

 前提として、塾の使命を考えてみたいと思います。

 以前、某塾経営者から次のような質問を受けたことがあります。「成績は上がらないけれど楽しい塾と、成績は上がるがつまらない塾のどちらがいいでしょうか」

 もちろん成績が上がって楽しい塾がいいに決まっていますが、究極の選択としては後者です。

 塾の第一義的使命は、成績向上と志望校合格にあるのは明らかです。楽しさを求めるのであれば、塾ではなくディズニーランドに通います。

 そうであれば、望ましい評判は「あの塾は成績が上がるよ」「志望校に合格させてもらえるよ」であることが分かります。ところが…

 そうした評判は広がりにくいのです。

 例えば我が子がA塾に通って成績が上がったとします。

 その保護者が知り合いに「A塾は成績が上がるよ」とは言いにくいのです。なぜなら、責任が持てないから。

 確かに我が子は成績が上がったかもしれません。しかし、「A塾は成績が上がるよ」と勧めて、その子の成績がもし、上がらなかったら…責任を感じてしまいます。とても怖くて、安易に「成績が上がるよ」とは言えません。

 同じ理由で「A塾に通えば志望校に合格するよ」とも言いにくいのです。(また中小・個人塾の場合、その母集団の小ささから「合格実績」ではどうしても大手塾には敵わないのが実情でしょう)

 ところが、「A塾の先生は熱心だよ」「A塾の先生は元気だよ」「A塾は面倒見がいいよ」…これは言いやすい。

 責任がありませんので。つまり、「A塾は○○だから成績が上がる」の○○に当たる部分を明確にし、それを拡げる工夫をすることです。いわゆる「塾の特長」とか「差別化」を考える場合は、この○○の部分に注目することです。そして、それをトコトン追求することです。

 私が塾経営者に「あなたの塾の特長は何ですか」と質問すると、ほとんどの方が「ウ~ン」と考え込みます。

 そして8割の方が「そうですね。まあ、面倒見が良いことですかね」と答えます。

 さて、8割の塾が主張する「面倒見の良さ」が本当に特長と言えるでしょうか。

 そもそも、その面倒見の良さは地域に認知されている、いわゆる評判になっているのでしょうか。それが心許ない塾が多いのです。「面倒見の良さ」を主張するに値する具体的実践をしているか、それが問われています。塾側が一方的に主張しているだけでは特長にならず、評判を拡げることもできません。

 あなたは自塾について、どんな評判を作りたいのでしょう。

 まずはそれを確立し、全てのエネルギーをそこに注ぎ込むことです。コレだけは地域の他塾、大手塾にも負けないくらいに突出させることが必要なのです。

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